逃げるが勝ちだがまた戻る
20代前半に付き合っていたモラハラ男との同棲生活の中で、一度だけ別れる覚悟で実家に帰ったことがあります。
家族は私の事を心配しつつも「娘が戻ってきた♪」と喜んで迎えてくれました。もうあのアパートには戻らない!と強く思うと同時に清々しい気持ちでいました。
それなのに翌日、
男から泣きそうな声で電話がかかってきました。
「俺が悪かった。寂しくて死にそう。戻ってきてくれ」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
やっぱり私が必要なのね!
無くしてから分かる私のありがたみ!
思い知ったか!
・・・よくよく考えたら
食事を作ってくれる人もいない
洗濯をしてくれる人もいない
お酒を飲んでも運転してくれる人がいない
というだけだったはずだろうに、追われる立場(?)になった私はこともあろうことか
嬉しくなってしまいました😥
少し偉そうに「じゃぁ迎えに来て」と私が言うと、男は
「飲んでるから・・・
朝から寂しくてヤケ酒してるから・・・
迎えに行けないから自分で戻ってきて。
それとも飲酒運転させるつもり?」
何ということでしょう・・・
この期に及んでやっぱり飲んでいて迎えに来れないとか。いや、休みの日に朝から飲むのはコイツの通常営業だった。
当時の私は呆れながらも「それならばしょうがない」と、必死で止める両親を振りほどいてあっさり元のアパートへ戻ってしまいました。どうかしてるぜ・・・。
いつも威圧的なモラハラ男が自分が居ないせいで弱っている。こんな喜びはありません。99%ムチでも1%のアメでチャラにする、これがモラハラ男と共依存している事の恐ろしさです。家族にはだいぶ心配と迷惑をかけてしまいました。馬鹿でした。